5週間で合格を目指すITパスポート試験

このカリキュラムは、約5週間でITパスポート試験の合格を目指す連載企画にです!

すべての人に効果的な勉強法…とまでは正直言えませんが、以前勤めていた会社で勉強会として開催したところ、20人中10人の方がこのカリキュラムで合格することができました。特にお金がかかる内容の勉強法でもありませんので、これから受験される方は、騙された積もりでぜひ試してみてください!!

はじめに

ITパスポート試験に限らず、IPAが主催する基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、情報処理安全確保支援士試験…などなど、すべての試験において、午前試験では4択の選択式問題が出題されます。出題範囲は試験において様々ですが、共通して言えることが一つあります。それは過去問題から6割程度出題されるということです。

ITパスポート試験の合格条件は、「総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点(注)もそれぞれ300点以上であること」となっています。ITパスポートの採点方法は、IRT(項目応答理論)という方式が採用されています。説明だけみると少しわかりにくいですが、要は、「全体でおよそ6割以上、各分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)でも3割以上の点数を取ること」という意味になります。
試験内容・出題範囲(ITパスポート)

6割以上、というとなかなか難しく感じられる方もいるかも知れません。しかし考えてみてください。
過去問から6割程度、出題されるわけです。極端な事を言えば、過去問を完全に暗記してしまえば、後は数問正解するだけで合格できてしまいます。しかも出題される過去問は、過去に出題された際と問題文も選択肢の並びも完全に同じです。

このように考えれば、ITパスポート試験って難しそうだな~、と感じられていた方も、少しは気が楽になるのではないでしょうか。

このカリキュラムについて

過去問から6割程度出題されることから、このカリキュラムでは過去問を繰り返し解いて、知識の習得を目指す学習を行います。すべて実施すると、過去4年分、800問の問題を解くことになります!

単純に解いて覚えて頂く、というだけでは、一度解いたことのある問題には対応できるかもしれませんが、残り4割を占める新しく出題される問題に対応ができません。そこでこの勉強会では、過去問を解く際に、「仲良し言葉」を覚えていただき、知らない問題…新しい問題かもしれませんし、過去問で出たけど忘れてしまっている問題かもしれません…が出題された際に、正解を選択しやすくなる工夫を行っていきます。

「仲良し言葉」とは

「仲良し言葉」とは、「ある単語や言い回しに対して、似た意味や関連する(仲良し)別の単語や言い回し」のことです。文章だけではわかりにくいかと思いますので、少し例を出して考えてみましょう。

ターゲットマーケティングの説明として,適切なものはどれか。

(ア)企業活動を個別の価値活動に分解し,各活動の付加価値について分析する。
(イ)事業や製品を成長性や市場シェアの観点で分類し,ポジショニングに応じた最適な資源配分を行う。
(ウ)市場を幾つかのセグメン卜に分割し,少数のセグメントに絞ったアプローチを行う。
(エ)商品が市場に導入されて衰退するまでの期間を分割し,各期間に対応した戦略を設定する。

ITパスポート試験 平成25年春期 問22

上の問題では、まず問題文から「ターゲット」という言葉に注目します。そして、それをふまえて選択肢をみていきます。この時、選択肢は後ろから読むようにしましょう。日本語は結論が後ろに来ることの多い言語です。そのため、大事な言葉は後ろにあることが多いです。

みなさんは、選択肢から気になる言葉はありましたか?はじめのうちはなかなか見つけるのは難しいかもしれません。ですがこのカリキュラムで800問も解いていけば、必ず慣れていきます!
※ただし個人差はありますので、この方法が合わない人は合わないと思います。

さて選択肢を見ていて、いずれの選択肢も何らかの行動について述べていることに皆さんは気づかれたでしょうか。

(ア)「分析」
(イ)「配分」
(ウ)「絞った」(絞る)
(エ)「設定」

上記のような感じです。ここまでで、問題文と選択肢から言葉を抽出することができました。これらを用いて、この問題の正解を考えていきましょう。

まずは問題文から見つけた「ターゲット」という言葉。ここから皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?「ターゲット」は日本語にすると『的』をです。それを踏まえた上で、選択肢からピックアップした言葉で一番ぴったりなのはどれでしょうか?

「(イ)的を配分」というのは明らかに違うので、まずは(イ)は選択肢から除外できるでしょう。

「(ア)的を分析」「(エ)的を設定」はちょっとありそうなので、候補としては残す感じでしょうか。

「(ウ)的を絞った(絞る)」、これはぴったりきますね。

ということで、正解は(ウ)の可能性が高いと考えて良いと言えるでしょう。ちなみに正解は(ウ)ですので、『ターゲットマーケティング』について一切知らない状態でも正解を導き出すことができました。

実際にここまですべてがうまくいく…ということはなかなか難しいですが、まったく知らない問題でも、ある程度正解を導きやすくなる、というのがこの手法のポイントです。上記の例の場合、何も考えずに適当に選択肢から選ぶと、4分の1の確率なので、正解になる確率は25%です。しかし明らかに違うと考えて(イ)を除外した状態なら、3分の1の確率なので、正解になる確率は約33%で少し上がります。

この方式で答えを1つに絞ることはできないかもしれませんが、不正解となりそうな選択肢を除外することで、正解になる確率は上げることができるのです。

このカリキュラムでは、過去問を解く中で自分なりの仲良し言葉を考えて記憶してもらいます。新しい問題が増えると言っても、ITパスポートの出題範囲から新しい問題は出題されます。そのため、過去問から仲良し言葉を覚えることは、過去問を覚えることにも繋がりますし、その問題にでた用語を使用した新しい問題にも対応でき、一石二鳥を狙っていけることでしょう!

日々のニュースも意識して

新しく出題される問題として、話題となっているニュース…新技術や事件など…から出題されることがあります。そのため日頃から意識して、ニュースに触れておくと思わぬ所で点が拾える可能性があります。狙って点を取るのは難しいところですが、あと1問正解していれば…というのはよく聞く話ですので、少しでも点につながればラッキー!…くらいの気持ちでアンテナを広げていきましょう!


ちなみに2018年(平成30年)6月29日に成立した「働き方改革法案」。その頃に出題された問題として、以下のような問題がありました。

性別、年齢、国籍、経験などが個人ごとに異なるような多様性を示す言葉として、適切なものはどれか。

(ア)グラスシーリング
(イ)ダイバーシティ
(ウ)ホワイトカラーエグゼンプション
(エ)ワークライフバランス

ITパスポート試験 平成30年春期 問7

「働き方改革」において、「ダイバーシティ」が注目されています。「ダイバーシティ」とは「多様性」を意味しており「違いを受け入れ、企業の成長に活かすという考え方」です。
(参考:働き方改革で注目される「ダイバーシティ」って何?)
「多様性」の仲良し言葉として、「ダイバーシティ」という言葉を覚えていれば、上記の問題についても正解を導くことができます。

このように思わぬ所で点を拾える可能性がありますので、ぜひ積極的に、日々のニュースからも仲良し言葉を見つけていきましょう!

試験の申込方法

カリキュラムに入る前に、ITパスポートの試験に申し込んでおきましょう。ターゲットは6週間後です!早めに申し込んで、もし試験日までに合格できるほど知識が身につかなかったら・・・なんて不安な方も安心してください。申込後も、試験日の3日前までは受験日を変更できます。ですので、試験の申込みを行って、「やるぞ!」という意気込みをもってこのカリキュラムに取り組んでいただくと良いでしょう。

試験の申し込みはこちらから。

カリキュラム

【第1週】5週間で合格を目指すITパスポート試験
【第2週】5週間で合格を目指すITパスポート試験
【第3週】5週間で合格を目指すITパスポート試験
【第4週】5週間で合格を目指すITパスポート試験
【第5週】5週間で合格を目指すITパスポート試験
【最終回】5週間で合格を目指すITパスポート試験


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