【令和5年春期対策】ITストラテジスト試験 午前対策編06

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ITストラテジスト試験
前回はこちらから。

全開で令和4年春期の午前IIは終わったので、次は令和3年春期の午前IIに取り組んでいきます。今回は一番最初、問01~05です!

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令和3年春期 午前II 問01~05

問01

経済産業省が策定した”「DX推進指標」とそのガイダンス”におけるDX推進指標の説明はどれか。

ア:ITベンダが、情報システムを開発する際のプロジェクト管理能力、エンジニアリング能力を高めていくために、現状のプロセス状況を5段階に分けて評価し、不十分な部分を改善することを目指すもの
イ:経営者や社内関係者が、データとデジタル技術を活用して顧客視点で新たな価値を創出していくために、現状とあるべき姿に向けた課題・対応策に関する認識を共有し、必要なアクションをとるための気付きの機会を提供する事を目指すもの
ウ:社内IT部門が、不正侵入やハッキングなどのサイバー攻撃から自社のデータを守るための指針を提供する事を目指すもの
エ:内部監査人が、企業などの内部統制の仕組みのうち、ITを用いた業務処理に関して、情報システムの開発・運用・保守に係るリスクを評価した上で、内部統制の仕組みを整備することを目指すもの

答え:
イ:経営者や社内関係者が、データとデジタル技術を活用して顧客視点で新たな価値を創出していくために、現状とあるべき姿に向けた課題・対応策に関する認識を共有し、必要なアクションをとるための気付きの機会を提供する事を目指すもの

「DX」は良く聞く言葉なのでなるべく正解しておきたい問題。選択肢を見ていくと、「社内IT部門が」とか、「内部監査人が」とか主語がおかしいウとエはまず除外できる。次にアについても「エンジニアリング能力を高めていくために…」と、目的とする内容がおかしいのでこれも除外できる。ということで、残ったイが正解。

問02

情報システムの導入と活用によって生み出されるキャッシュフローの現在価値を計算することによって、投資効果を評価したい。このときに使われる指標はどれか。

ア:BSC
イ:EVA
ウ:NPV
エ:ROI

答え:
ウ:NPV

言葉を覚えていないと答えられない系の問題。「ROI」くらいは知っておきたいところ。

問03

IT投資ポートフォリオにおいて、情報化投資の対象を、戦略、情報、トランザクション、インフラの四つのカテゴリに分類した場合、トランザクションカテゴリに対する直接の目的はどれか。

ア:管理品質向上のために、マネジメント、レポーティング、分析などを支援する。
イ:市場における競争優位やポジショニングを獲得する。
ウ:複数のアプリケーションソフトウェアによって共有される基盤部分を提供する。
エ:ルーチン化された業務のコスト削減や処理効率向上を図る。

答え:
エ:ルーチン化された業務のコスト削減や処理効率向上を図る。

トランザクションなので処理に関連するものを選択肢から選べばOK。選択肢を見ていくと、「ルーチン化された業務の…」や「処理」といった言葉の出てくるエが該当する。

問04

クラウドサービスなどの提供を迅速に実現するためのプロビジョニングの説明はどれか。

ア:企業の情報システムの企画、設計、導入、保守などのサービスを、一貫して又は工程の幾つかを部分的に提供する。
イ:業種や事業内容などで共通する複数の企業や組織が共同でデータセンタを運用して、それぞれがインターネットを通して各種サービスを利用する。
ウ:自社でハードウェア、ネットワークなどの環境を用意し、業務パッケージなどを導入して利用する運用形態にする。
エ:利用者の需要を予想し、ネットワーク設備やシステムリソースなどを計画的に調達して強化し、利用者の要求に応じたサービスを提供できるように備える。

答え:
エ:利用者の需要を予想し、ネットワーク設備やシステムリソースなどを計画的に調達して強化し、利用者の要求に応じたサービスを提供できるように備える。

選択肢にはどれもそれっぽい言葉が並んでいるが、「ビジョニング」という言葉と、「需要を予想し」というところを結びつけて、エを選びたいところ。

問05

システム化構想の段階で、ビジネスモデルを整理したり、分析したりするときに有効なフレームワークの一つでビジネスモデルキャンバスの説明として、適切なものはどれか。

ア:企業がどのように、価値を創造し、顧客に届け、収益を生み出しているかを、顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、リソース、主要活動、パートナ、コスト構造の九つのブロックを図示し、分析する。
イ:企業が付加価値を生み出すための業務の流れを、購買物流、製造、出荷物流、販売、マーケティング、サービスという五つの主活動と、調達、技術開発など四つの支援活動に分類して分析する。
ウ:企業の強み・弱み、外部環境の機会・脅威を分析し、内部要因と外部要因をそれぞれ軸にした表を作成することによって、事業機会や事業課題を発見する。
エ:企業目標の達成を目指し、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長の四つの視点から戦略マップを作成して、四つの視点においてバランスのとれた事業計画を策定し新得管理をしていく。

答え:
ア:企業がどのように、価値を創造し、顧客に届け、収益を生み出しているかを、顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、リソース、主要活動、パートナ、コスト構造の九つのブロックを図示し、分析する。

選択肢の中に午前問題でよく見かける内容があるので、それを思い出せれば絞り込みやすい問題。イはバリューチェーン、ウはSWOT分析、エはBSC。このあたりが思い出せなかったとしても、「キャンパス」という言葉に対して、選択肢中の「図示」という言葉を紐づけれれば、正解を選べるかもしれない。

次回はこちらから。

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