ぼちぼちと進めていくITストラテジスト試験対策。今回は令和3年春期試験の午前II 問06~10です!
令和3年春期 午前II 問06~10
問06
ファイブフォース分析は、業界構造を、業界内で競争が激化する五つの要因を用いて図のように説明している。図中のaに入る要因はどれか。
ア:規模の経済性
イ:業者間の敵対関係
ウ:仕入先の集中度
エ:流通チャネルの確保
答え:
イ:業者間の敵対関係
知らないと答えにくい問題。「売り手」とか「買い手」の交渉力と関連しそうなところは何か、と考えて「業者」を紐づけれれば、答えを導き出せるかもしれない。
問07
ブルーオーシャン戦略の特長はどれか。
ア:価値を高めながらコストを押し下げる。
イ:既存の市場で競争する。
ウ:既存の需要を喚起する。
エ:競合他社を打ち負かす。
答え:
ア:価値を高めながらコストを押し下げる。
対義語として「レッドオーシャン」という言葉もあるので、「ブルーオーシャン」という言葉をしらなくても答えやすい問題かもしれない。「ブルーオーシャン」は全く新しい市場を切り開いていく言葉なので、「既存」だとか「競合」だとか入っている選択肢は誤り。
問08
AIDMAモデルの活用法はどれか。
ア:消費者が製品を購入するまでの心理の過程を、注意、興味、欲求、記憶、行動に分け、各段階のコミュニケーション手段を検討する。
イ:製品と市場の視点から、事業拡大の方向性を市場浸透・製品開発・市場開拓・多角化に分けて、戦略を検討する。
ウ:製品の相対的市場占有率と市場成長率から、企業がそれぞれの事業に対する経常資源の最適配分を意思決定する。
エ:製品の導入期・成長期・成熟期・衰退期の各段階に応じて、製品の改良、新品種の追加、製品は器などを計画する。
答え:
ア:消費者が製品を購入するまでの心理の過程を、注意、興味、欲求、記憶、行動に分け、各段階のコミュニケーション手段を検討する。
全部大文字の用語は何らかの略語の集まりであることが多い。なので、今回はA、I、D、M、Aの5つの要素がある選択肢を探せば、この言葉自体を知らなくても正解を選べる。今回だと注意、興味、欲求、記憶、行動の5つの要素が挙げられているアが正解となる。Memory=記憶、Action=行動あたりの単語はよく聞く単語だと思うので、このあたりでも紐づけれる。
問09
バイラルマーケティングを説明したものはどれか。
ア:インターネット上で成果報酬型広告の仕組みを用いるマーケティング手法である。
イ:個人の顧客を重要視し、個別ニーズへの対応を図るマーケティング手法である。
ウ:セグメントごとの差別化した、異なる商品を提供するマーケティング手法である。
エ:人から人へと評価が伝わることを積極的に利用するマーケティング手法である。
答え:
エ:人から人へと評価が伝わることを積極的に利用するマーケティング手法である。
言葉を知らないと答えにくい問題。過去問はどうせ設問も選択肢も全く変わらないので、ここで言葉を覚えてしまいたい。
問10
市場を消費者特性でセグメント化する際に、基準となる変数を、地理的変数、人口統計的変数、心理的変数、行動的変数に分類するとき、人口統計的変数に分類されるものはどれか。
ア:社交性などの性格
イ:職業
ウ:人口密度
エ:製品の使用割合
答え:
イ:職業
人口統計に合致しそうなものを選択肢から探していけばよい。まず「性格」や「使用割合」は除外できる。残るはイとウだが・・・「人口密度」は統計じゃなくて、統計した結果から導き出せるものなので、ここはイを選んで正解したいところ。
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