ぼちぼちと進めていくITストラテジスト試験対策。継続は力なり…といってほしいところですが、果たして春の試験の結果は如何に?!
令和元年 秋期 午前II 問11~15
問11
企業や組織の目標管理の仕組みとしてOKR(Objectives and Key Results)を活用するとき、OKRの目標(Objectives)及び主な結果(Key Results)に関する記述として適切なものはどれか。
ア:主な結果は、定性的なものが主体で主観的な確認が可能であればよい。
イ:目標及び主な結果は会社、事業部、個人などお互い関係ないものを独立して個別に設定する。
ウ:目標は一定期間でのストレッチゴールで人を鼓舞する内容とし、主な結果は定量的なものにする。
エ:目標は測定可能なものとし、主な結果は定性的で人を鼓舞する内容にする。
答え:
ウ:目標は一定期間でのストレッチゴールで人を鼓舞する内容とし、主な結果は定量的なものにする。
選択肢に出てくる定量的は数値で確認できるもの、定性的は数値で確認できないものを指します。目標については「チームのモチベーションを高めるような挑戦しがいのあるもので、1カ月から四半期(3カ月)で達成できるようなもの」、結果については「定量的な指標、つまり数値的に測れることが必要」と定義されているので、これを覚えておけばよい。
(参考)OKRとは?
問12
図は、シックスシグマの基本となる日常業務の効果や品質の向上を目指す継続的改善サイクルであるDMAICの活動フェーズである。cに該当するものはどれか。ここで、ア~エはa~dのいずれかに対応する。
ア:改善
イ:測定
ウ:定着
エ:分析
答え:
ア:改善
これは素直にどの順番にやるか考えれば答えれる問題。定義→測定→分析→改善→定着となる。
問13
ファイブフォース分析において、企業の競争力に影響を与える五つの要因として、新規参入者の脅威、バイヤの交渉力、競争業者間の敵対関係、代替製品の脅威と、もう一つはどれか。
ア:サプライヤの交渉力
イ:自社製品の品質
ウ:消費者の購買力
エ:政府の規制
答え:
ア:サプライヤの交渉力
他の問題で出ていた以下の図をイメージできれば完璧。ちなみにaは「業者間の敵対関係」が入る。
問14
コールセンタシステムにおけるIVRを説明したものはどれか。
ア:企業ビル内などに設置して、外線電話と内線電話、内線電話同士を交換する装置
イ:顧客からの電話に自動応答し、顧客自身の操作によって情報の選択や配信、合成音声による応答などを行う仕組み
ウ:コンピュータと電話を統合し、顧客データベースとPBXを連動させて、発呼や着呼と同時に必要な顧客情報をオペレータの画面上に表示するシステム
エ:着信した電話を、あらかじめ決められたルールに従って、複数のオペレータのうちの1人だけに接続する仕組み
答え:
イ:顧客からの電話に自動応答し、顧客自身の操作によって情報の選択や配信、合成音声による応答などを行う仕組み
これは言葉を思えてしまいたい問題。
問15
企業と大学の共同研究に関する記述として、適切なものはどれか。
ア:企業のニーズを受け入れて共同研究を実施するための機関として、各大学にTLO(Technology Licensing Organization)が設置されている。
イ:共同研究で得られた成果を特許出願する場合、研究に参加した企業、大学の法人を発明者とする。
ウ:共同研究に必要な経費を企業が全て負担した場合でも、実際の研究は大学の教職員と企業の研究者が対等の立場で行う。
エ:国立大学法人が共同研究を行う場合、その研究に必要な費用は全て国が負担しなければならない。
答え:
ウ:共同研究に必要な経費を企業が全て負担した場合でも、実際の研究は大学の教職員と企業の研究者が対等の立場で行う。
あり得なさそうな選択肢を削れば、多少は正解できる可能性が上がる問題。アは各大学にTLOが設置されている、というあたりが、エについても国が全て費用を負担するというのが怪しいのでこの二つはまず除外できる。よってイとウの二択までに絞り込めるが…あとは日ごろの行いが良ければ正解を選べるはず…!
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