【令和5年春期対策】ITストラテジスト試験 午前対策編21

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ITストラテジスト試験
前回はこちらから。

ぼちぼちと進めていくITストラテジスト試験対策。今回から平成29年秋期の午前IIです!!

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平成29年秋期 午前II 問01~05

問01

共通フレーム2013によれば、システム化構想の立案プロセスで実施するタスクはどれか。

ア:市場、競争相手、取引先、法規制、社会情勢などの事業環境、業務環境を分析し、事業目標、業務目標との関係を明確にする。
イ:システムのライフサイクルの全期間を通して、利害関係者を識別する。
ウ:人間の能力及びスキルの限界を考慮して、利用者とシステムとの間の相互関係を識別する。
エ:利害関係者の要件が正確に表現されていることを、利害関係者とともに確立する。

答え:
ア:市場、競争相手、取引先、法規制、社会情勢などの事業環境、業務環境を分析し、事業目標、業務目標との関係を明確にする。

「システム化構想の立案プロセス」なので、最初の方に実施する内容であることが言葉から読み取れる。そのため選択肢の中から、最初にやる必要がありそうなものを選べば良い。逆に言えば、最初にやらない内容を除外していけば、ある程度は選択肢を絞り込むことができる。

今回の場合は、イは何を作るかわかっていないと「ライフサイクルの全期間」の利害関係者を識別することはできないので除外できる。またウも「利用者とシステムとの間の相互関係を識別」するためには、何を作るかわかっていないとできないのでこれも除ける。エについても「利害関係者の要件が正確に表現されている」ことを確認しようとするとシステム化構想ができあがっていなければいけない。

…ということで、アが残り、答えを見るとこの方法で正解を選択できる。

問02

BCP策定に際して、目標復旧時間となるものはどれか。

ア:災害時に企業活動を継続するために、最低限必要な業務を復旧するまでの時間
イ:災害時に代替手段で運用していた業務が、完全に元の状態に戻るまでの時間
ウ:障害発生後のシステムの縮退運転を継続することが許容される時間
エ:対策本部の立ち上げや判定会議の時間を除く、待機系への切替えに要する時間

答え:
ア:災害時に企業活動を継続するために、最低限必要な業務を復旧するまでの時間

BCPという言葉を知っておきたいところだが、選択肢を見るとどれも災害時の対策のことについて書かれているので意味はある程度予測がつく。今回は「目標復旧時間」について問われているが、言葉を知らない中で考えてみると…災害時に目標にするくらいなので、まずは必要最低限のところで立てられた目標であることが想像できる。その観点で選択肢を見て、「最低限必要な業務を復旧するまでの時間」を目標としているアを選びたいところ。

ちなみにBCPは「事業継続計画」のことなので、言葉さえ知っていれば、「企業活動を継続する」と書かれているアを選ぶことができる。

問03

システム管理基準(平成16年)によれば、情報戦略における全体最適化計画の策定で実施することはどれか。

ア:情報システムの目的を達成する実現可能な代替案を検討する。
イ:投資効果及びリスク算定の方法を明確にする。
ウ:パッケージソフトウェアとユーザーニーズとの適合性を検討する。
エ:ユーザー部門及び情報システム部門の役割分担を明確にする。

答え:
イ:投資効果及びリスク算定の方法を明確にする。

これも消去法で考えていきたい問題。「全体最適化計画の策定で実施すること」なので、どの計画にするか決めるための活動と考えられる。その観点で選択肢を見てみると、アウエは計画が決まってないのに代替案や適合性、役割分担を検討するのはおかしいので、消去法的にイが残る。

イについては、策定するために投資効果やリスク算定の方法を明確にして、どの計画を選ぶべきか検討することが考えられるので、これが正しい。

問04

IT投資効果の評価に用いられる指標のうち、ROIによるものはどれか。

ア:一定期間のキャッシュフローを、将来発生するものは割引率を設定して現在価値に換算した上で、キャッシュフローの合計値を求め、その大小で評価する。
イ:キャッシュフロー上で初年度の投資効果によるキャッシュアウトフローが何年後に回収できるかによって評価する。
ウ:金銭価値の時間的変化を考慮して、現在価値に換算されたキャッシュフローの一定期間の合計値がゼロとなるような割引率を求め、その大小で評価する。
エ:投資額を分母に、投資による収益を分子とした比率を算出し、その大小で評価する。

答え:
エ:投資額を分母に、投資による収益を分子とした比率を算出し、その大小で評価する。

ROIは株をやっているとよく聞く言葉。ここで覚えて正解を選べるようにしてしまいたい。

問05

アンゾフの成長マトリクスを説明したものはどれか。

ア:外部環境と内部環境の観点から、強み、弱み、機会、脅威という四つの要因について情報を整理し、企業を取り巻く環境を分析する手法である。
イ:企業のビジョンと戦略を実現するために、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長という四つの視点から事業活動を検討し、アクションプランまで具体化していくマネジメント手法である。
ウ:事業戦略を、市場浸透、市場拡大、製品開発、多角化という四つのタイプに分類し、事業の方向性を分析する手法である。
エ:製品ライフサイクルを、導入期、成長期、成熟期、衰退期という四つの段階に分類し、企業にとって最適な戦略を分析する手法である。

答え:
ウ:事業戦略を、市場浸透、市場拡大、製品開発、多角化という四つのタイプに分類し、事業の方向性を分析する手法である。

ここまでにやった過去問でも出題されていた問題。しっかりと覚えて正解できるようにしたい。

次回はこちらから。

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