【令和5年春期対策】ITストラテジスト試験 午前対策編23

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ITストラテジスト試験
前回はこちらから。

ぼちぼちと進めていくITストラテジスト試験対策。今回で全体を通して23回目。どこかで見た過去問が時々出てくるようになって、だいぶ午前IIは記憶できてきたかと思います。

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平成29年秋期 午前II 問11~15

問11

売り手側でのマーケティング要素4Pは、買い手側での要素4Cに対応するという考え方がある。4Pの一つであるプロモーションに対応する4Cの構成要素はどれか。

ア:顧客価値(Customer Value)
イ:顧客コスト(Customer Cost)
ウ:コミュニケーション(Communication)
エ:利便性(Convenience)

答え:
ウ:コミュニケーション(Communication)

「プロモーション」に対応していそうな選択肢…と考えると、プロモーションは顧客へのアピールなので、顧客側は…と考えるとコミュニケーションを選択できる。

問12

ペネトレーション価格戦略の説明はどれか。

ア:価格感度が高い消費者層ではなく高価格でも購入する層をターゲットとし、新製品の導入期に短期間で利益を確保する戦略である。
イ:新製品の導入期に、市場が受け入れやすい価格を設定し、まずは利益獲得よりも市場シェアの獲得を優先する戦略である。
ウ:製品やサービスに対する消費者の値頃感に基づいて価格を設定し、消費者にその製品やサービスへの購買行動を喚起させる戦略である。
エ:補完的な複数の製品やサービスを組み合わせて、個々の製品やサービスの価格の合計よりも低い価格を設定し、売上を増大させる戦略である。

答え:
イ:新製品の導入期に、市場が受け入れやすい価格を設定し、まずは利益獲得よりも市場シェアの獲得を優先する戦略である。

ここまでに取り組んだ過去問でも出題されていた問題。これの反対に、早期の資金回収を目的に、製品のライフサイクルの初期段階で価格を高く設定する「スキミングプライシング」という言葉も出題されていたので、セットで覚えるようにしたい。

問13

需要の価格弾力性を説明したものはどれか。

ア:製品価格と需要、製品価格と供給の関係をそれぞれ表したものであり、両者の曲線の交点が均衡価格であることが分かる。
イ:製品価格の変化に対する需要の変化を比率で表したものであり、製品価格を上下させたときの需要の増減量を判断できる。
ウ:製品の需要と、価格、所得、広告、販売促進などの需要決定要因との関係を表したものであり、これによって需要予測ができる。
エ:累積生産量と単位コストの関係を表したものであり、製品の需要が増加して累積生産量が増加すると単位コストが低減することが分かる。

答え:
イ:製品価格の変化に対する需要の変化を比率で表したものであり、製品価格を上下させたときの需要の増減量を判断できる。

これもここまでの過去問で出題されていた問題。価格弾力性とは「価格が変動した時に需要や供給の変化の度合いを表すもの」なので、しっかりと覚えておく。

問14

企業がじっしするマクロ環境分析のうち、PEST分析によって戦略を策定している事例はどれか。

ア:購買決定者の年齢層や社会的なポジション、購買に至るプロセスの中で購買行動に影響する要因を把握し、自社の製品の市場投入方法を決定する。
イ:自社の製品市場に参入してくると見込まれる、別市場の企業の動向を把握し、新製品の開発を決定する。
ウ:自社の販売力、生産力の評価や自社の保有する技術力を検証し、新しく進出する市場分野を決定する。
エ:法規則、景気動向、流行の推移や新技術の状況を把握し、自社の製品改善の方針を決定する。

答え:
エ:法規則、景気動向、流行の推移や新技術の状況を把握し、自社の製品改善の方針を決定する。

言葉を知らないと答えが選びにくい問題ではあるが…「PEST分析」のように大文字で記載されている言葉は何らかの単語の先頭の文字を取って名付けられている場合が多い。今回は4文字なので、その観点で選択肢を見てみると、エが①法規則、②景気動向、③流行の推移、④新技術の状況と四つの要素が挙げられていることから言葉を知らないなら、このような方法で選択肢を選べると、少しでも正解できる確率を上げることができる。

ちなみにPEST分析とは、「政治(Politics)」「経済(Economy)」「社会(Society)」「技術(Technology)」という4つの外部環境を取り出し、分析対象とする手法なので、この推測は当たっている。

問15

プロダクトイノベーションの例として、適切なものはどれか。

ア:シックスシグマの工程管理を導入し、製品品質を向上する。
イ:ジャストインタイム方式を採用し、部品在庫を減らす。
ウ:製造方法を見直し、コストを下げた製品を製造する。
エ:マルチコアCPUを採用した、高性能で低消費電力の製品を開発する。

答え:
エ:マルチコアCPUを採用した、高性能で低消費電力の製品を開発する。

「プロダクト」=「製品」、「イノベーション」=「技術革新」なので、製品で何らかの技術革新が行われているものを選択肢から選べば良い。エ以外は品質管理や製造方法で製品に対するものではないので、今回はエが正しい。

次回はこちら。

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