ぼちぼちと進めていくITストラテジスト試験対策。午前II対策は今回を入れて残り4回となります。ここまで130問近くの過去問を解いてきましたが、だいぶ内容を覚えてきたのではないでしょうか。
平成28年秋期 午前II 問06~10
問06
LBOの説明はどれか。
ア:株式市場で一般株主に対して、一定期間に一定の価格で株式を買い付けることを公告し、相手先企業の株式を取得する。
イ:現経営陣や事業部門の責任者が株主から自社の株式を譲り受けることによって、当該事業の経営権を取得する。
ウ:投資会社が、業績不振などの問題を抱えた企業の株式の過半数を取得した上で、マネジメントチームを派遣し、経営に参画する。
エ:買収先企業の資産などを担保に、金融機関から資金を調達するなどして、限られた資金で企業を買収する。
答え:
エ:買収先企業の資産などを担保に、金融機関から資金を調達するなどして、限られた資金で企業を買収する。
用語を知らないと答えられない問題。株の話ではあるので、選択肢の中から知っていて違うものを除外して、少しでも正解できる確率を上げたいところ。
問07
環境分析の代表的なフレームワークについて、外部環境を分析するものと内部環境を分析するもので整理した図のcに当てはまるものはどれか。ここで、ア~エはa~dのいずれかに対応する。
ア:PEST分析
イ:SWOT分析
ウ:バリューチェーン分析
エ:ファイブフォース分析
答え:
イ:SWOT分析
どれもよく午前問題として出題される言葉なので、概要は押さえておきたいところ。今回問われているのは内部環境と外部環境のどちらも分析するものなので、「強み 、弱み 、機会 、脅威」とどちらも分析するSWOT分析が正解となる。
問08
コアコンピタンスに該当するものはどれか。
ア:主要な事業ドメインの高い成長率
イ:競合他社よりも効率性の高い生産システム
ウ:参入を予定いている事業分野の競合状況
エ:収益性が高い事業分野での市場シェア
答え:
イ:競合他社よりも効率性の高い生産システム
これも用語を知らないと答えられない問題。コアコンピタンスとは「他社に真似できない核となる能力」のことなので、ここで覚えてしまおう。
問09
ブルーオーシャン戦略の特長はどれか。
ア:価値を高めながらコストを押し下げる。
イ:既存の市場で競争する。
ウ:既存の需要を喚起する。
エ:競合他社を打ち負かす。
答え:
ア:価値を高めながらコストを押し下げる。
これも用語を知らないと答えられない問題。ブルーオーシャンは「競争相手のいない未開拓市場のこと」で、逆の意味のレッドオーシャンは「競争相手が多くいる既存の市場のこと」。選択肢もよく見ると、イウエは既存の市場について述べていてアだけ違うので、ここに気づくことができれば、用語を知らなくても答えることができる。
問10
FSP(Frequent Shoppers Program)の説明はどれか。
ア:Webサイトの閲覧者が掲載広告のリンク先であるESサイトで商品を購入した場合、広告主からそのWebサイト運営者に成果報酬を支払う仕組みである。
イ:期間を限定した値引きの販売施策を見直し、コスト削減によるローコストオペレーションを実現させて、恒常的な低価格戦略を展開することである。
ウ:顧客に会員カードなどを発行して購買情報を収集し、顧客には割引ポイントの付与や会員割引の特典を与えるなど、優良顧客の維持拡大を図る仕組みである。
エ:顧客の購買行動における、直近購買日、購買頻度、購買金額の3要素を用いて、優良顧客のセグメンテーションなどを行う顧客分析手法のことである。
答え:
ウ:顧客に会員カードなどを発行して購買情報を収集し、顧客には割引ポイントの付与や会員割引の特典を与えるなど、優良顧客の維持拡大を図る仕組みである。
ここまでに取り組んだ過去問で出題されていた問題。しっかりと正解を選べただろうか?
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