【令和4年秋期 反省会】プロジェクトマネージャ試験 午前II 問16~問20

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プロジェクトマネージャー試験
【前回】プロジェクトマネージャ試験 午前II 問11~15

プロジェクトマネージャ試験の午前IIの振り返り問16~問20です!正解はIPAのサイトで公開されているのでそちらも参照してください。
過去問題 令和4年度秋期試験

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問16

XP(Extreme Programming)のプラクティスの一つであるものはどれか。

ア:構造化プログラミング
イ:コンポーネント指向プログラミング
ウ:ビジュアルプログラミング
エ:ペアプログラミング

応用情報技術者試験 平成27年秋期などに出題された問題。
正解は「エ:ペアプログラミング」。

エクストリーム・プログラミング、XP(英: Extreme Programming)は、 ソフトウェア品質 を向上させ、変化する顧客の要求への対応力を高めることを目的としたソフトウェア開発プロセスである。アジャイルソフトウェア開発の一つとして、短い開発サイクルで頻繁に「リリース」することを推奨することで、生産性を向上させ、新しい顧客の要求を採用するためのチェックポイントを導入することを意図している。

エクストリーム・プログラミングの他の要素には、ペアでのプログラミングや広範なコードレビューの実施、すべてのコードのユニットテスト、機能は実際に必要となるまでは追加しない、フラットな管理構造、コードのシンプルさと明快さ、時間の経過とともに問題がよりよく理解されたことでの顧客の要求の変化を期待する、顧客やプログラマーでの頻繁なコミュニケーションなどがある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0

Wikipediaなどで調べるとこのように説明されているが…、個人的には「エクストリーム」の言葉のイメージだけでなんかアクロバティックなことやっている感のある(個人の感想ですw)「ペアプログラミング」と紐づけて覚えておいてもいいのかもしれない。

問17

ユースケース駆動開発の利点はどれか。

ア:開発を反復するので、新しい要求やビジネス目標の変化に柔軟に対応しやすい。
イ:開発を反復するので、リスクが高い部分に対して初期段階で対処しやすく、プロジェクト全体のリスクを減らすことができる。
ウ:基本となるアーキテクチャをプロジェクトの初期に決定するので、コンポーネントを再利用しやすくなる。
エ:ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので、要件ごとに開発状況が把握できる。

プロジェクトマネージャ試験 令和2年秋期などに出題された問題。
「エ:ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので、要件ごとに開発状況が把握できる。」が正しい。

「ユースケース駆動開発」を知っていればすぐに選択肢から選べそうな問題ではあるが、知らなかった場合、単語にひも付きそうな選択肢の言葉を探していくと正解しやすい。まずは『ユースケース』、これはよく聞く言葉だが、「利用者とシステムの一連のやり取り」を意味して使われる。この言葉自体を知らなかったとしても、ユースとあるので、なんか使う単位…?的なイメージでも持てれば十分といえる。次に『駆動開発』、これは駆動というくらいなので、動かしなら開発しているイメージを持てる。これらに近い選択肢を探してみると…「ひとまとまりの要件を1単位として」≒「利用者とシステムの一連のやり取り」として、「1単位として設計からテストまで実施する」≒「できたところから使われている(駆動している)開発」と考えればエが一番近しいと考えられる。

・・・とまぁ、かなり強引な解釈ではあるが、どうせわからない問題で適当に選ぶくらいなら、このような形で少しでも確率を上げてみてもいいかもしれない。(こういう解き方をしておけば記憶に残るので、次にもつながるので)

問18

ある業務を新たにシステム化するに当たって、A~Dのシステム化案の初期費用、運用費及びシステム化によって削減される業務費を試算したところ、表のとおりであった。システムの利用期間を5年とするとき、最も投資利益率の高いシステム化案はどれか。ここで、投資利益率は次式によって算出する。また、利益の増加額は削減される業務費から投資額を減じたものとし、投資額は初期費用と運用費の合計とする。

投資利益率 = 利益の増加額 ÷ 投資額

問題冊子より引用。

ア:A
イ:B
ウ:C
エ:D

おそらく新出の問題と思われる。
正解は「エ:D」。

式がすべて提示されているので、書かれている数字を使って計算するのが一番確実。気をつけるべき点としては、システムの利用期間が5年と想定されているので初期費用以外の費用、つまり「1年間の運用費」と「削減される1年の業務費」を5倍することだろうか。

問19

バックアップサイトを用いたサービスの復旧方法のうち、ウォームスタンバイの説明として、最も適切なものはどれか。

ア:同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び、緊急時には互いのシステムを貸し借りして、サービスを復旧する。
イ:緊急時にはバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し、サービスを復旧する。
ウ:常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意しておき、緊急時にはバックアップシステムに切り替えて直ちにサービスを復旧する。
エ:バックアップシステムを用意しておき、緊急時にはバックアップシステムを起動して、データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。

ITサービスマネージャ試験 平成26年秋期などで出題された問題。
「エ:バックアップシステムを用意しておき、緊急時にはバックアップシステムを起動して、データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。」が正しい。

「ウォームスタンバイ」と似たような言葉として「ホットスタンバイ」があるので注意が必要。自分は思いっきり、こっちと間違えました\(^o^)/

そもそも「ウォームスタンバイ」という言葉を知らなかったとして選択肢を見てみると、まずは「スタンバイ」という言葉に着目できる。選択肢からスタンバイしていないものを除くとウとエが残る。ウォームという言葉がわかればもっと絞り込めるが、これでも50%なので、後は日頃の行いといったところ・・・!

問20

IoTを活用した工場管理システムの開発を行う。システムを構築し、サービスを運営するA社は、B社にボード開発を定額契約で委託した。B社はボードの納入前のネットワークの試験のため、工場の設備を管理するC社との実費償還契約を締結し、工場の一部区画とネットワークを借用した。C社のネットワーク設備に故障はなく、B社の人的リソース不足が原因でネットワーク試験の作業が遅延し、追加の費用が発生した時、その費用を負担すべき会社はどれか。ここで各社は契約を正当に履行するものとする。また、定額契約を交わした時点では、開発のスコープは十分明確で、契約以降の変更はないものとする。

ア:A社
イ:A社及びB社
ウ:B社
エ:B社及びC社

おそらく新出の問題。
「ウ:B社」が正しい。

すごく長文でダラダラと問題が述べられているが、今回悪いのはB社なので、まずはC社は関係ない。よってエは選択肢から消える。あとは契約の形態によって責任を取るべきところはA社とB社のどこか、という話になるが、今回は委託契約なので約束した成果物を期限通りに納品できなかったB社にペナルティが課される=追加費用の負担をしないといけない…ので、ウ:B社が正しい。

午前II 問21~問25はこちらから。

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