令和4年秋期プロジェクトマネージャ試験の振り返り、今回からは午後問です。なお、この記事を記載している時点で午後の解答はまだ公開されていないので、試験で解答した内容の振り返りをここでは行っていきます。
問1 設問1
※問題文はIPAのサイトで公開されているものを参照してください。
[AIボットの機能と導入方法]の本文中の下線①について、N課長が第1次開発においてこのような開発対象や開発方法としたのは、M社のどのようなリスクを軽減するためか。35字以内で答えよ。
解答
※あくまでwadakyonが解答した内容です。答え合わせはまだできていません。
問合せの対応時間が長くなり顧客が不満を抱き、見込み客を失うリスクの軽減
[35文字]
解答に至った道筋
他の設問にも言えることですが、基本的に午後の記述問題は、如何に問題文から正解を探し出せるかが問われる問題だと考えています。そのため、この設問についても基本的に問題文に書かれている言葉をそのまま使って解答しています。
記述式の問題は、午前の選択式の問題と違って、部分点をもらえる可能性があります。また逆に、採点者に解答の趣旨がうまく伝わらないと、部分的に減点される可能性も考えられます。そのため、自分の言葉を使って解答して伝わらない・・・なんてことにならないよう、問題文の言葉を使って解答するほうが安全だと言えるでしょう。
前置きはこれくらいにして今回の問題は…と言うと、「第1次開発においてこのような開発対象や開発方法としたのは、M社のどのようなリスクを軽減するためか」を聞かれています。
なので、まず『第1次開発』とは何かを問題文から探してみると、下線①のすぐ近くに「Webからの問合せに、AIボットで回答し、顧客の選択に応じて有人チャットに切り替えるというUX改善のための機能を対象とする」と記載されていました。設問から考えると、これが何かのリスクに対応するための策であることが読み取れます。
そこで次にそのリスクが何か、を問題文から探していきましょう。『第1次開発』で「Webからの問合せ」に対する対応を行っていることから、「問合せ」に関する何らかの問題について述べている箇所を探します。下線①から少しづつ冒頭に遡って探していくと、まずはなぜAIボットを導入するのか、理由がかかれた箇所がありました。
ここの内容でも答えは記載できそうですが、立ち上げに至るなんらかの理由があるはずです。なので、もう少し読み進めてみましょう。すると、まさしく問題について記載されている箇所がありました。
ということで問題文の上記の箇所から、「問合せの対応時間が長くなり顧客が不満を抱き、見込み客を失うリスクの軽減」という答えを導き出すことができました。なお余計な減点を防ぐためにも、文字数が許すならなるべく聞かれているものに対応する言葉を入れましょう。たとえば今回の場合ですと、「~どのようなリスクを軽減するためか」と聞かれているので、「~のリスクを軽減する(ため)」と答えるほうが無難です。
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