【第2週】5週間で合格を目指すITパスポート試験

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ITパスポート試験
前週の内容はこちらから。

1週目の課題はいかがだったでしょうか。最初のうちは、なかなか正解を導き出すことが難しいかもしれませんが、ITパスポートで出題される問題は、すべて4択からの選択式のため、根気よく続けていけば、必ず少しづつ成果は現れてきます。そのため、ぜひ、最後まで頑張ってください!

今週からは、1問解くのに何分時間がかかってるのかを意識していきましょう。試験時間は120分、問題は全部で100分あります。本番で時間が足りない…ということにならないよう、少しづつ時間を意識してみてください。

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第1週目の振り返り

第1週目の課題から何問かピックアップして振り返ってみたいと思います。


【第01回】平成28年春期 問7:
情報リテラシに該当するものはどれか。

(ア)PCの新製品情報、各機種の性能を知っていること
(イ)技術革新が社会に及ぼす影響を洞察できること
(ウ)業務に必要なデータを検索し、目的に合わせて活用できること
(エ)高度なプログラム言語を使ってソフトウェアを開発できること

答え:(ウ)業務に必要なデータを検索し、目的に合わせて活用できること

情報リテラシーは「情報を適切に判断し、情報を通じて決定を下す能力」と定義されます。

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202012_04.pdf?what-is-Information-literacy

このことから「情報リテラシー」に対しては「情報を活用」「情報を適切に判断」を仲良し言葉として覚えておくと良いでしょう。

覚えておきたい仲良し言葉:
情報リテラシー:「情報を活用」「情報を適切に判断」


【第02回】平成28年春期 問36:
ITサービスマネジメントにおける可用性管理の目的として、適切なものはどれか。

(ア)ITサービスを提供する上で、目標とする稼働率を達成する。
(イ)ITサービスを提供するシステムの変更を、確実に実施する。
(ウ)サービス停止の根本原因を究明し、再発を防止する。
(エ)停止したサービスを可能な限り迅速に回復させる。

答え:(ア)ITサービスを提供する上で,目標とする稼働率を達成する。

可用性とは、ITシステムが継続して稼働する能力のことです。つまり、可用性管理とは「ITシステムの稼働が停止することがないよう、監視・維持・改善すること」を指します。

https://it-trend.jp/operation_management/article/43-0003

『可用性』とは、「使いたい時に使えること」を意味します。情報処理の試験では、可用性と合わせて、機密性、完全性についても出題されることが多いです。これらは情報管理として大事な3要素となりますので、ぜひセットセットで覚えておきましょう。
機密性:決められた人だけがアクセス可能であること
完全性:内容が最新の状態で正しい状態(改ざんされていない)であること
これらは情報管理として大事な3要素となりますので、ぜひセットで覚えておきましょう。
【参考】情報の「機密性」「完全性」「可用性」って?

覚えておきたい仲良し言葉:
可用性 → 「稼働率」「継続」「使いたい時に使える」
機密性 → 「権限」「アクセス」
完全性 → 「改ざん」「正しい」「ディジタル署名」


【第03回】平成28年春期 問64:
SQLインジェクションの対策などで用いられ、処理の誤動作を招かないように、利用者がWebサイトに入力した内容に含まれる有害な文字列を無害な文字列に置き換えることを何と呼ぶか。

(ア)サニタイジング
(イ)ストリーミング
(ウ)テザリング
(エ)リバースエンジニアリング

答え:(ア)サニタイジング

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベースを不正に操作する攻撃手法です。この攻撃では、Webアプリケーションに対し不正なSQL文を注入(=インジェクション)することから、「SQLインジェクション」と呼ばれています。

https://www.kagoya.jp/howto/it-glossary/security/sql-injection/

今回の問題では、そうしたSQLインジェクションで入力される(インジェクションされる)有害な文字列を、「無害な」文字列に置き換えることを何と呼ぶか、という問題になっています。そのため、今回の問題では「無害な文字列に置き換える(無害化)」の仲良し言葉を見つけれれば良い訳ですが・・・選択肢がいずれも単語のため、知識がないと難しい問題でした。とはいえ、いくつかの選択肢の単語は聞いたことがあるのではないでしょうか。

たとえば(イ)ストリーミング。これはよく聞く言葉かもしれません。動画や音楽の再生方式として使われる言葉で、ざっくりと言えば「ダウンロードしながら再生する」ことです。身近な例を挙げればYouTubeなどの再生方式です。

次に(ウ)デザリング。モバイルデータ通信ができる端末、例えばスマホなどに、他の端末から接続して、その端末を経由してインターネットに接続することです。

そして最後に、(エ)リバースエンジニアリング。これはあまり聞いたことがないかもしれませんが、単語で分解してみると、「リバース=逆」「エンジニアリング=技術、設計」と言ったところでしょうか。正確な意味を把握するのが目的ではなく、あくまでイメージを掴むのが目的ですので、かなり適当な直訳ですが、問題で問われている内容となんか違いそうですよね。

ちなみにきちんとした意味を調べてみると、以下の意味となります。

リバースエンジニアリングとは、出荷された製品を入手して分解や解析などを行い、その動作原理や製造方法、設計や構造、仕様の詳細、構成要素などを明らかにすること。

IT用語辞典 リバースエンジニアリング

知っている単語から消去法で選択肢を絞るだけでも、正答率を上げていくことができます。そのため、今回の勉強会では、仲良し言葉を覚えていただくことにより、このような感じで、消去法で選択肢を絞ることができるように、という意図があります。

覚えておきたい仲良し言葉:
サニタイジング → 「無害化」
リバースエンジニアリング → 「逆」「解析」


【第04回】平成28年秋期 問14:
ある業務システムの新規開発を計画している企業が,
SIベンダに出すRFIの目的として,適切なものはどれか。

(ア)業務システムの開発のための契約を結ぶのに先立って、ベンダの開発計画とその体制が知りたい。
(イ)業務システムの開発を依頼してよいベンダか否かを判断するための必要な情報を得たい。
(ウ)業務システムの開発を依頼するに当たって、ベンダの正式な見積り金額を知りたい。
(エ)業務システムの開発をベンダに依頼するに当たって、ベンダとの間に機密保持契約を結びたい。

答え:(イ)業務システムの開発を依頼してよいベンダか否かを判断するための必要な情報を得たい。

RFIとは、情報提供を依頼する書類で、Request For Informationの頭文字を取ったものです。

業務委託や入札、調達情報、ベンダーが保有している製品やサービスの概要などの情報を収集するための依頼書として、広く活用されています。通常、RFIに対する回答は、製品カタログ、パンフレット、事例集などの一般的なものになります。

https://www.kaonavi.jp/dictionary/rfi/

ちなみに言葉を知らないと解答できないように見えるこの問題ですが、知らなくても、解答を絞り込む方法は実はあったりします。(ア)(ウ)(エ)をよく見てください。何か共通点があったりしませんか?

(ア)ベンダの開発計画とその体制が知りたい
(ウ)ベンダの正式な見積り金額を知りたい
(エ)ベンダとの間に機密保持契約を結びたい並べてみるとどうでしょうか?いずれもベンダ自体は決まったあとのことを言っているんです。ちなみに(イ)は依頼してよいベンダか否かを判断するための・・・と言っているので、まだベンダは決まっていません。午前の問題は、4つの選択肢から正しい1つの答えを選ぶ問題ですので、似たような選択肢は誤りの場合が多いです。このように選択肢に記載されている内容をよく見るだけでも、正解の選択肢を絞り込むことが可能です。

とは言え、上記の手法には時間がかかりますので、なるべく仲良し言葉としてたくさんの単語を覚え、過去問を把握するのが一番ベストです。RFIという言葉自体は、この先の基本情報技術者試験も含めてちょくちょく出てくる言葉ですので、「RFI=情報提供依頼書」としてしっかりと覚えておきましょう。

なお、(ア)(ウ)(エ)の選択肢は、いずれも「RFP(Request For Proposal)=提案依頼書」の内容を指しています。似たような言葉で覚えるのが難しいかもしれませんが、
RFI=どこの会社(ベンダ)にするか会社ごとのパンフレットを貰う段階
RFP=会社(ベンダ)は決めたので、やりたいことやるにはどうすればいいか検討してもらう段階
とまずはざっくりと覚えておきましょう。

覚えておきたい仲良し言葉:
RFI → 「情報提供依頼書」「初めて」「必要な情報」
RFP → 「提案依頼書」


【第05回】平成28年秋期 問34:
PPMを用いて、自社の資金を生み出す事業と、投資が必要な事業を区分し、資源配分の最適化を図りたい。このとき、PPMにおける資金や利益の有効な源となる”金のなる木”と名付けられた領域はどれか。

(ア)市場成長率、自社のマーケットシェアがともに高い事業
(イ)市場成長率、自社のマーケットシェアがともに低い事業
(ウ)市場成長率は高いが、自社のマーケットシェアは低い事業
(エ)市場成長率は低いが、自社のマーケットシェアは高い事業

答え:(エ)市場成長率は低いが、自社のマーケットシェアは高い事業

PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)は、縦軸と横軸に「市場成長率」と「市場占有率」を設定したマトリックス図を4つの象限に区分し、市場における製品(または事業やサービス)の位置付けを2つの観点で分類して資源配分を検討する手法です。割りと出題される用語なので、リンク先の記事などを読んで覚えておくと良いでしょう。
【参考】プロダクトポートフォリオマネジメントとは?一番わかりやすい入門編

覚えておきたい仲良し言葉:
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント) → 「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」「市場」「成長率」「占有率」

第2週目の課題

  • 第06回~第10回の課題の過去問を実施してください
  • 第06回~第10回の課題において、最低1つ自分なりの仲良し言葉を見つけてください
  • 第2週の取組期間中のニュースから、最低1つ自分なりの仲良し言葉を見つけてください。

第06回

ITパスポート試験 平成28年秋期より 問61~問100を実施してください。
問題は以下のリンクより、IPAから問題用紙をダウンロードして使用してください。

第07回

ITパスポート試験 平成29年春期より 問1~問30を実施してください。
問題は以下のリンクより、IPAから問題用紙をダウンロードして使用してください。

第08回

ITパスポート試験 平成29年春期より 問31~問60を実施してください。
問題は以下のリンクより、IPAから問題用紙をダウンロードして使用してください。

第09回

ITパスポート試験 平成29年春期より 問61~問100を実施してください。
問題は以下のリンクより、IPAから問題用紙をダウンロードして使用してください。

第10回

ITパスポート試験 平成29年秋期より 問1~問30を実施してください。
問題は以下のリンクより、IPAから問題用紙をダウンロードして使用してください。

第3週のカリキュラムはこちらから。

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